PRODUCT GUIDE
ビタミン D サプリメントの選び方
D2 より D3、用量はガイドラインに合わせる。理想は血中 25(OH)D を測ってから。
最終更新: 2026-05-10
「測ってから補う」が理想
Endocrine Society のガイドラインは、血中 25(OH)D25(OH)D25-Hydroxyvitamin Dビタミン D 充足度をみる血液検査の指標。一般に 20 ng/mL 未満で「欠乏」、30 ng/mL 以上で「充足」とされる (基準は学会・国による)。 を次のように層別化しています[Holick MF 2011]。
| 25(OH)D | 区分 |
|---|---|
| 30 ng/mL 以上 | 充足 |
| 21〜29 ng/mL | 不足 (insufficiency) |
| 20 ng/mL 未満 | 欠乏 (deficiency) |
理想は 採血で 25(OH)D を測定 → 値に応じて補充量を決める という流れです。 維持には 1,500〜2,000 IU/日相当 の摂取が一般的とされています。
D2 vs D3
サプリには D2 (エルゴカルシフェロール) と D3 (コレカルシフェロール) がありますが、 D3 のほうが血中 25(OH)D を上げる効率が良い ことが繰り返し報告されています。 特別な理由がなければ D3 製品を選ぶ のが定石です。
形態 (脂溶性のため吸収条件に注意)
ビタミン D は脂溶性ビタミンで、食事中の脂質と一緒に吸収 されます。 脂質を含む食事と一緒に摂る、もしくは油性ソフトジェル製剤を選ぶと、 吸収が安定します。空腹時の摂取は吸収率が落ちます。
K2 との配合製品はどう考えるか
ビタミン K2 + D3 の配合製品が増えていますが、 ヒトでの臨床的な追加効果は依然議論中 です。 骨代謝への寄与を期待する一部の研究はありますが、 現状で「全員に勧められる」段階ではありません。 ワルファリン使用者では K2 摂取は禁忌に近いので、医師確認必須です。
注意点
- 慢性的な過剰摂取 (10,000 IU/日 以上を長期) は 高 Ca 血症・腎結石 のリスク。
- サルコイドーシス、原発性副甲状腺機能亢進症 では補充は危険。
- 日焼け止めの使用は皮膚での合成を低下させますが、日焼け止めをやめてビタミン D を稼ぐのは 皮膚老化・皮膚がんリスクの観点で割に合いません。サプリで補うほうが合理的。
製品の比較
このガイドで紹介する製品
2 製品。価格・成分は更新時点の情報です。
Endocrine Society ガイドラインは欠乏患者に 1500–2000 IU/日相当の補充を推奨。血中 25(OH)D を測ってから用量を決めるのが望ましい。
- 信頼できるブランドで第三者試験結果が公開
- コスト効率が高い
- 用量設計がガイドラインに合致
- 高用量を漫然と続けると高 Ca 血症リスク
- 脂溶性のため食事と一緒に摂る必要
- · サルコイドーシスや原発性副甲状腺機能亢進症では禁忌に近い
1 錠 1000 IU の D3。Endocrine Society ガイドラインの維持量 1500–2000 IU/日 をカバーするため、1 日 1〜2 錠で運用される。日本国内製造・国内流通で入手しやすく、添加物も少ない。
- 日本国内で安定供給
- 錠剤が小さく飲みやすい
- 添加物 (香料・着色料・保存料) 無添加
- 1 錠 1000 IU のため、欠乏補正には 1 日 2 錠が必要
- 脂溶性のため食事と一緒に摂る必要
- · サルコイドーシスや原発性副甲状腺機能亢進症では禁忌に近い
- · 高用量を漫然と続けない
※ 本ページは特定製品を推奨するものではなく、成分のエビデンスと中立的なレビューを目的としています。 購入の判断は読者にお任せします。